俳優の石井正則さんがハンセン病の記憶と療養所の「いま」を撮影した写真展「13」が、高松市の瓦町フラッグで開かれています。
石井さんが全国13カ所のハンセン病療養所を訪ね、大型フィルムカメラで撮影した24点を展示しています。
邑久光明園と長島愛生園の2つの療養所がある長島(瀬戸内市)に架けられた「邑久長島大橋」は、「人間回復の橋」というスローガンのもと1988年に開通しました。隔離された人は入所後すぐに消毒風呂で消毒されました。消毒薬のにおいを未だに記憶する人も多いということです。
訪れた女子高生は、「私が行ったら感じにくいことでも、写真を通して感じられることっていっぱいあると思ったので、すごく感動しました」と話していました。
入場無料で16日まで開かれています。