香川県内の優れた棚田に贈られる「さぬきの棚田アワード認定証」の授与式が行われました。
棚田の魅力を広く知ってもらいたいと香川県が初めて行いました。
応募があった38カ所の中から、20カ所の棚田や段畑が選ばれ、認定証が授与されました。
小豆島町の「中山千枚田」は約700年前から作られた歴史ある棚田で、「日本の棚田百選」にも選ばれました。標高200メートルほどの斜面に約800枚の棚田が波型に広がっています。
まんのう町の「島ヶ峰の段畑」は標高800メートルに広がるそば畑です。そばを町の特産品にしようと、6年ほど前から荒廃農地を開墾しました。
棚田や段畑は、地域の過疎化などで労働力が不足し保全に課題を抱えています。香川県は、これを機に新しい地域活性化のアイデアや保全活動の支援につなげたいとしています。