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香川・多度津町が地域通貨「どっつ」を導入 新たなつながりを生み出す

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 香川県多度津町が、スマホのアプリで利用できる新しい地域通貨を導入しました。この通貨で買えるのは「もの」ではなく、「つながり」です。

 多度津町が導入した地域通貨「どっつ」は、スマートフォンのアプリをダウンロードして利用します。

(記者リポート)
「こちらの薬局では『どっつ』を使うことで多度津町の歴史を知ることができます」

 「どっつ」は、認定されたスポットを訪問する度にもらえます。190年前に創業した神原薬局では、店舗の裏に資料館を整備していて、「50どっつ」を使って見学できます。お店の歴史と合わせて明治、大正、昭和時代の多度津町を中心とした写真なども見ることができます。

 地域通貨どっつは「もの」を買うのではなく、もらったりあげたりすることで人と「つながり」、コロナ禍でダメージを受けた地域コミュニティーの回復を狙っています。

(神原薬局/泉川昌弘 社長)
「入りずらい例えば散髪屋さん、バイク店とか工場とかに声をかけて、非常におもしろい所がたくさんありますんので、『どっつ』を使って入っていただければ」

 多度津町山階のうどん店「釜出しさぬきうどん めん一」では、テイクアウト商品の購入の際、買い物袋を持参すると「100どっつ」をもらえます。

(釜出しさぬきうどん めん一/堀家一郎さん)
「お客さんの増加、活性化を期待しています」

(住民は―)
「知らないことを学んで、また別のところに行って話をしたりできるので、とても楽しみです」

 多度津町では「お金で買えないうれしい体験」を通して、お店や客同士の距離が縮まったり、消費行動が増えたりして経済効果が出ることも期待しています。

(多度津町 政策観光課/髙嶋晃史さん)
「地域のコミュニティー活動だったりに、若い世代の方々が参加するきっかけ作りになるような取り組みです。町内の魅力的なお店であったり、企業・団体を知ってもらうきっかけにもつながるので、そこから関係人口の創出につながることを期待しています」

 地域通貨「どっつ」は町民以外でも、ダウンロードして多度津町内で利用できます。

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