岡山県に出されていたまん延防止等重点措置が解除され、飲食店への時短要請も終了しました。期待と不安を胸に夜の営業を始める飲食店もあります。
(町中華 寿々福/西井隆之 オーナー)
「やっとたどり着いたなという形でね、そりゃ、もううれしいです。これで営業できますので」
開店祝いの花が並ぶのは、岡山市北区の中華料理店「町中華 寿々福」です。ランチ営業を終え、夜の営業の準備をしていました。
実はこの店、2022年1月中旬にオープン予定でしたが、まん延防止等重点措置が出たため、約2カ月、ランチ営業だけのプレオープンを続けてきました。3月7日に晴れて正式にオープンを迎え、午後10時まで営業します。
(町中華 寿々福/西井隆之 オーナー)
「(ビールサーバーが)付いていますけど、まだ使ったことないです。1月から付いてますけどきょう初めて生ビールも樽が来ましたし、初めて使います。お酒と食事を楽しんでいただきたいので、大きな部分を占めます」
まん延防止措置の期間中は試行錯誤の連続だったと言います。
(町中華 寿々福/西井隆之 オーナー)
「うちは認証店を取っていなかったので、まずお酒が出せなかった。始めのうちは午後8時まででもいいからやってみようということで、やってはみたけど、実際はお客さんが来られない。それならば思い切って閉めようかと」
7日から夜の営業をする上で、心配なこともあるそうです。
(町中華 寿々福/西井隆之 オーナー)
「営業ができるのはうれしい、楽しい。それはありますけど、実際(お客さんが)帰ってきてくれるのか不安です」
それでも約2カ月越しでのれんを出した中華料理店。コロナ禍で飲食店の形を模索していきたいと言います。
(町中華 寿々福/西井隆之 オーナー)
「まずは感染予防を徹底した上で、できることを一つずつ頑張っていこうと思っています」