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「特別なグラブ」も活躍! 障害者野球チームと高校球児が交流試合 岡山・和気町

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 岡山県和気町で障害者野球チームと高校球児が交流試合を行いました。試合では一緒に作った「特別なグラブ」も活躍しました。

(岡山桃太郎/井戸千晴 副主将)
「きょうは体は寒いですが、心は熱く、メリハリのあるプレーで一緒に野球をしましょう」

 11月28日、岡山県和気町で交流試合をしたのは障害者野球チーム「岡山桃太郎」と和気閑谷高校野球部です。2つのチームは2年前から野球で交流を続けています。

 さらに、部員たちはアイデアを出して障害者でもプレーしやすいグラブ作りも進めています。

 岡山桃太郎に所属する高校1年の箕輪遥介君は、筋力が低下したり感覚が鈍くなったりする先天性の難病です。

 箕輪君の手にはめられているグラブは、握力が弱くてもボールを落とさないようにと高校生たちが考え、2021年5月に完成したグラブです。

 通常より軽い上、ウェブと呼ばれる部分にはボールを出さないための「返し」がついています。

 ファーストを守った箕輪君は、新しいグラブでしっかりとボールをつかんでいました。

(岡山桃太郎/箕輪遥介 選手[高1])
「きょうはまぁまぁ良かったと思います。(Q.ファーストでもしっかり捕れていた)グラブのおかげですかね。ボールが引っかかってくれるので捕りやすいです」

(グラブ作りに参加/石野翔大朗 選手[高3])
「前よりすごくうまく感じて、すごく捕っていたし止めていたのでうれしかった」

 また、この日は岡山西ライオンズクラブからグラブ作りのためにと25万円の支援金が贈られました。

 障害に合わせたグラブについては全国の障害者野球の選手から依頼があるということで、支援金はその製作費にあてられる予定です。

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