岡山県倉敷市中心部で再開発や施設のオープンが相次いでいます。倉敷美観地区に衣料品店やレストランを備えた新たなスポットが完成しました。
倉敷美観地区に完成した「倉敷SOLA」。22日からプレオープンし、関係者らにひと足早く公開されました。
建物は1910年代に作られた診療所と住居で、少なくとも2008年以降空き家になっていました。そこで地元の企業が市の助成金を活用するなどして改修しました。
施設にはデニムを使った小物・衣服を扱う「青木被服」や、足袋シューズの店「丸五」が出店しています。
また、岡山県産のトマトや玉野市のレモンなど、地元の食材を使った洋風レストランや日本料理店もあります。
「倉敷SOLA」は4月28日に通常営業を始める予定です。
(利用した人は―)
「おしゃれなお店ばかりですごい良かった」
「昔に比べてご飯もそうですけど、おしゃれなお店が増えた感じで、食べ歩きとかもできるのも増えてきた印象」
2階部分は宿泊施設となっていて、2022年の夏にオープン予定です。
(記者リポート)
「倉敷駅前にやってきました。すぐ近くにも大きな複合施設がオープンしていて、街がどんどん変わっていっています」
倉敷市の再開発事業の一環で2021年10月に完成した複合施設「あちてらす倉敷」は、飲食店や医療モールマンションなどが整備されています。
倉敷市は中心市街地の活性化に向けた計画を進めていて、今後は街の魅力をPRする活動などにも力を入れていきたいとしています。
(倉敷市 建設局まちづくり部/安部浩 次長)
「こういった新しい拠点が市内に次々できているので、そういったところをしっかり皆さまに回遊していただいて、にぎわいがより創出できるような、そういう回遊につながることを今後も考えていきたい」
倉敷市では2021年11月、過去の中心部の鳥瞰図をデジタルマップとして公開していて、これらを活用したスタンプラリーなどのイベントを企画するとしています。