香川県善通寺市の総本山善通寺で、五重塔の内部がゴールデンウィークに合わせて4月29日から一般公開されています。
総本山善通寺の現在の五重塔は1902年に再建された4代目です。高さは約43メートルで、国内の五重塔の中では3番目の高さを誇ります。
(記者リポート)
「きょうから3年ぶりにこの五重塔の1階と2階が特別公開されています」
善通寺の五重塔は例年ゴールデンウィークに内部を公開していましたが、2020年と2021年は新型コロナの影響で中止されていました。
善通寺の五重塔は1階・2階の天井がそれぞれ2メートル50センチから3メートルほどと、他の五重塔と比べて高くなっています。今は2階までしか見学できませんが、それでもなかなかの高さです。
五重塔の中心には「心柱」と呼ばれる大きな柱が屋根裏から吊り下げられていて、地面の礎石との間には6センチほどの隙間があります。これは「懸垂工法」というもので、地震などの揺れを緩和するためだとされています。
また、この心柱を囲むように4体の仏像が祭られています。
(観光客は―)
「特にこの心柱の構造について感銘をうけました」
「思っていた五重塔と中身がちょっと違っていたので面白かったです。(Q.これからどんな所に行きますか?)うどん巡りとかに行きます」
善通寺五重塔の内部は5月5日まで特別公開されています。