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瀬戸芸で草間彌生、安藤忠雄ら有名作家の作品を鑑賞!「直島」の新施設・注目作品は 香川

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 瀬戸内の島々などを舞台に行われている瀬戸内国際芸術祭。会場の中でも特に来場者が多い香川県の「直島」には注目の作品や施設がたくさんあります。

 今、新しい作品や施設を楽しめる「直島」。宮浦港の近くにある『The Naoshima Plan「住」』は、直島ホールなどを手掛けた建築家・三分一博志さんの大きな作品です。

 築100年ほどの古民家や古い井戸を生かしながら移住者が住む長屋として建築中のもので、春会期では棟上げされた様子を、秋会期ではさらに建設が進んだ様子を「作品」として公開しています。

 ベネッセホールディングスと福武財団が展開する「ベネッセアートサイト直島」には、新たに2つの施設が誕生しました。

 建築と周辺の空間一帯で構成されるアート施設「ヴァレーギャラリー」。建築家・安藤忠雄さんが、神聖な「ほこら」をイメージして設計しました。

(野口真菜リポート)
「ヴァレーギャラリーは自然の美しさを生かそうと、山の谷間に設けられました。屋外や池も使って2つの作品が展示されています」

 ヴァレーギャラリーに展示されている草間彌生さんの「ナルシスの庭」は、1966年にイタリアで発表され、世界から注目を集めた作品です。

 屋内外に合わせて約1700個のミラーボールを展示していて、屋根の切り込みから差し込んだ光が反射すると空間が広がったような感覚を味わえます。

 屋外に展示された小沢剛さんの作品「スラグブッダ88―豊島の産業廃棄物処理後のスラグで作られた88体の仏」は、島の各所に残る仏像をイメージして作ったもの。

 豊島の産廃を焼却処理するときにできた「スラグ(鉱さい)」で作られていて、周りには豊島石が敷き詰められています。

 さらに新たにできたのが「杉本博司ギャラリー 時の回廊」です。

 現代美術作家・杉本博司さんの代表的な写真作品など約30点が展示されています。

 瀬戸内海を望む場所にあるのは、これまでフランスのベルサイユ宮殿などで展示されてきた作品「硝子の茶室『聞鳥庵』」。作品のそばにはラウンジが設けられ、杉を使ったテーブルなどが置かれています。

 ラウンジでは作品を眺めながらお茶をいただくこともできます。(鑑賞料金 1500円[お茶とお菓子付き]※瀬戸芸のパスポートとは別途必要)

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