香川県琴平町出身の画家・和田邦坊の作品により親しんでもらおうと、坂出市で版画刷りの実演が行われました。
坂出市のかまどホールでは、4月29日から「和田邦坊とかまど」の作品展が開かれています。
邦坊が「名物かまど」のために制作したパッケージのデザイン画や、約70年続く「かまどお茶会」でお土産として渡していたうちわなど約70点が展示されています。
5月7日には高松市の版画家・尾形恭介さんがオリジナルの木版画を使って版木刷りの実演を行いました。
題材は邦坊デザインの代表作「弁慶」です。邦坊が59歳のときの作品で、かまどの紙袋としても使われています。
(版画家/尾形恭介さん)
「和田邦坊さんの版画のすばらしさを皆さんに知っていただきたいなと、イベントをやればいろんな方が見てくれるかなと思い(刷りました)」
作品展は5月29日まで開催しています。