岡山県真庭市の小学生が、地元産の木材などを使って「自分だけの楽器」をつくるプロジェクトが、26日から始まりました。
真庭市立月田小学校の6年生13人が挑戦するのは、「バンドーラ」と呼ばれる木製の弦楽器の制作です。
「バンドーラ」は、ウクライナの民族楽器を子どもが演奏しやすいようにアレンジしたもので、4本の弦をピックで弾いて音色を奏でます。
26日は、この取り組みに協力している一般社団法人「にいみ木のおもちゃの会」と新見公立大学の広瀬綾子准教授らが、バンドーラの紹介や演奏を行いました。
(新見公立大学/広瀬綾子 准教授)
「もともとはウクライナの民族楽器なんですけど、本物は大きくて弦がたくさんあるんですね」
広瀬准教授によると、バンドーラのネック部分は、防虫効果が期待できるヒノキなどが適しているそうで、地元産の木材を使うことも考えているということです。
(児童は―)
「自分でつくった楽器で弾けるって聞いてロマンがあるなと思いました」
「自分たちの地元の木を使ってつくれるって、すごいなって思いました」
子どもたちは、1学期の間にボディーのデザインやネックの制作に取り組み、2学期には演奏会も行う予定です。