人口10万人当たりの交通事故死亡者数が全国ワーストの岡山県。事故を減らすため、多発地帯での取り締まりを強化します。
(記者リポート)
「こちらの県道・岡山吉井線では、今年に入り交通事故で3人が亡くなっています」
5月12日には中央分離帯を乗り越えた軽自動車が対向車と衝突し、軽自動車を運転していた20代の女性が亡くなりました。
30日、岡山県警は改めて事故現場を確認し、道路を管理する岡山市に対して路面に減速を促す表示を設けることなどを提案しました。
(岡山県警 交通企画課/河本貴文 交通事故分析官)
「最高速度違反や信号無視、一時不停止はもちろん、携帯電話の使用、シートベルトの違反という基本的なところをしっかり守っていただけるように指導、取り締まりを強化していきたい」
岡山県では、2022年に入り5月29日までで、33人が交通事故で亡くなっています。前年の同じ時期よりも12人増えています。
人口10万人当たりの死者数は1.75人で全国ワースト。香川県は1.47人で全国で3番目に悪い数字です。
岡山県警は、死亡事故の約7割が県内の主要な幹線道路で発生しているとして、「セーフティロード作戦」と名付け、30日から白バイでの取り締まりを強化します。