四国電力は燃料価格の高騰を上限付きで電気料金に上乗せする仕組みを導入しています。2022年8月から特定の契約についてはこの上限を撤廃することを明らかにしました。
四国電力は燃料の価格や為替レートの変動を毎月の電気料金に反映させる仕組みを導入しています。
利用者を保護するために上限を設けていますが、燃料価格の高騰が続き、4月分と5月分の電気料金は上限を超えています。
上限を超えた分は四国電力が負担しています。
そのため、2022年8月から事業者や工場など年間の使用量が多い高圧と特別高圧の契約、約2万3000口の上限を撤廃すると発表しました。
(四国電力/長井啓介 社長)
「上限超過分というのが当社の経営に与える影響は甚大であります。今後も電力の安定供給の責任を果たし続けていくためには、どうしても避けることができないものということでご理解を賜りたい」
また、これに関連して会長・社長ら役員の報酬を5%から20%減額する方針を示しました。