香川県多度津町の高校生がシチューの缶詰作りに挑戦しました! 「奇跡の野菜」といわれる食材を使っているんです。
玉ねぎに、じゃがいも、鶏肉。多度津高校で食品について学ぶ3年生16人が「シチュー」を作っています。
メインの具材はビタミンやミネラルを多く含むことから「奇跡の野菜」とも呼ばれるビーツです。ウクライナ料理のボルシチに使われることでも知られています。
(山下佳乃リポート)
「生の状態は濃い赤紫色をしています。いただきます。食感は大根に近い感じです。そして後からほのかに甘みを感じます」
ビーツは、多度津町でビーツの普及に取り組むグループ「Base65」が育てたものです。
多度津高校は地元産のビーツをより身近に感じてもらおうと、「Base65」と一緒に商品開発に取り組んでいます。
今回は「見て楽しく、健康に良い、賞味期限が長い」をテーマに、シチューを「缶詰」にしました。
具材を缶に詰め、ふたをした後に熱を加えると、ビーツの色がシチューに移り、鮮やかなピンク色のシチューが完成します!
(山下佳乃リポート)
「ホクホクしています。さらに甘みが増した気がします。おいしい」
(缶詰を作った生徒は―)
「紫色であんまり切ったことがないので、ちょっとびっくりしました。健康に良いので色んな人に食べてもらいたいです」
「缶なので食べやすいし、保管もしやすいので好きな時に食べられるし、おいしいと思うので、みなさんにぜひ知ってもらいたいです」
このビーツの缶詰は「Base65」と多度津町の産業課が食品会社などに対して商品化を提案する予定です。
また、今後はボルシチの缶詰作りにも挑戦するそうです。