瀬戸内国際芸術祭の秋会期に向けて、香川県観音寺市の伊吹島を盛り上げようと地元の高校生が動き出しました。
（山下佳乃リポート）
「観音寺市の高校で、海を渡った先にある島を盛り上げるための取り組みが始まります」
観音寺総合高校の「探求の授業」です。商業系列の3年生が学びながら作っているのは、その名も「伊吹島観光ツアー」！
生徒は瀬戸内国際芸術祭の秋会期で会場となる伊吹島を舞台に、ツアーのコースや価格設定、PR方法などを考えます。そして、当日の観光客の案内まで全て自分たちで行います。
2021年は準備期間として島の人たちと意見交換をした上で、ツアーの内容について考えました。
この日はプロの指導を受けようと、高松市の旅行会社穴吹トラベルの社員からツアー作りのノウハウやターゲットの絞り方などを学びました。
（穴吹トラベル／熊谷裕任さん）
「お客様の立場になってものごとを考えること、これが1番大事になってきます」
観音寺総合高校では前回の瀬戸芸でも、島で販売するお弁当の調理を手伝いました。今回も島を盛り上げるためツアー作りだけでなく、島のPR動画の制作などにも取り組みます。
（参加した生徒は―）
「伊吹島は坂が多いので、若い人じゃないと足腰がつらいかなと思うので、ターゲットにするなら若い人が良いかなと思います。おいしいものをいっぱい食べられるツアーが良いです」
「少子高齢化なので20代から30代をターゲットにして、伊吹島に住みたいなって思ってもらえるようなターゲット層にしたいなって考えています」
ツアーは瀬戸芸の秋会期中に2回行うことにしていて、初回は10月29日の予定です。詳細が決まり次第、穴吹トラベルのホームページから予約ができます。
（瀬戸内国際芸術祭 夏会期：8月5日～9月4日／秋会期：9月29日～11月6日）
