文部科学省が小学6年生と中学3年生を対象に2022年4月に実施した全国学力調査の結果が出ました。
岡山県では、小学6年生と中学3年生合わせて約3万人がテストを受けました。
その結果、岡山県では小学校、中学校ともに教科でばらつきはありますが、正答率は全国平均とほぼ同じでした。
県の教育委員会は一定の成果としながら課題も指摘しています。
こちらは実際に出題された小学6年生の算数の問題です。
リンゴの果汁が20%含まれている飲み物が500mlあります。2人で等しく分けたとき、つまり飲み物の量が2分の1になると、果汁の割合はどうなりますか。
①果汁の割合も2分の1
②果汁の割合は2倍
③果汁の割合は変わらない
正解は③の「果汁の割合は変わらない」ですが、正答率は20.3%で全国平均よりも低くなりました。
県教育委員会は「割合を正しく理解して生活や身の回りに応用する力に課題がある」としています。
また、この調査では「自分で決めたことはやり遂げる」と回答した人が正答率が高い傾向にあることなども分かり、学ぶ意欲の向上や授業の改善に生かしていくとしています。