「夏のギモン」と題してPark KSBアプリに寄せられた「夏に関する疑問」についてお伝えしていきます。今回は夏野菜に関する疑問です! 最初の疑問は――。
「夏野菜はなぜ色の濃いものが多いの?」(岡山市 54歳女性 なんばりん)
解説してくれるのは、高松市で料理教室を開く野菜ソムリエProの池田奈央さんです。
「夏には太陽がさんさんとしてして私たちもすごく暑いと思うのですが、日焼けをしますよね。野菜も日焼けをしないように自分の身体を守るために、いろいろなカラフルな色を付けている形になります」
野菜も自らの実を守るために濃い色をしているそうです。さらに……。
「お野菜を選ぶときに、より色が濃いものを選んでいただくと、おいしく召しあがっていただけます」
夏野菜に関してはこんな疑問も――。
「夏野菜の正しい保存の仕方は?」(倉敷市 40歳男性 かおるはる)
「実は今の気温は野菜にとってはすごく暑すぎる気温なんです。基本的には全て冷蔵庫で保存します」
買ってから2日以内に食べるという方は袋のまま冷蔵庫に入れてもいいそうですが、3日以上保管するという方はひと手間かけてください。
ナスは、キッチンペーパーで水分を取り、一つ一つラップで包みます。ミニトマトはカビの繁殖を抑えるためにヘタをとってください。その上でキッチンペーパーを敷いた容器に入れて密閉します。きゅうりやオクラは冷え過ぎないようにキッチンペーパーで巻いてから袋に入れます。ただし袋の口は閉じないでください。
夏の果実、スイカについても疑問が寄せられました。
「収穫したスイカの置場所。すぐに冷蔵庫にいれるべきか、切る前は常温でもいいのか」(笠岡市 51歳女性 ヒロコマメ)
「涼しい所に置いておけば少しは日持ちします。ただし、スイカは収穫したら、どんどんどんどん糖度が落ちていきますので、できるだけお早めに召し上がっていただきたいと思います」
スイカ1玉の場合は涼しい場所で保管し、食べる2、3時間前に切って冷蔵庫に入れるといいそうです。
一方、冷やし過ぎると甘みを感じにくくなるので要注意。冷え過ぎてしまった場合は、食べる40分ほど前に冷蔵庫から出しておくと、ほどよい温度になるそうです。
「まだまだ残暑が続きますので、みずみずしい夏野菜を食べて水分補給、そして体をクールダウンして暑い夏を乗り切りましょう!」