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生存率を左右するのは「最初の夜」 縁日の金魚を死なせないコツを専門家が伝授

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 「夏のギモン」と題してPark KSBアプリに寄せられた「夏に関する疑問」についてお伝えしていきます。今回は生き物に関する疑問です! 最初の疑問は――。

「縁日の金魚がすぐ死んでしまうのは?」(丸亀市 30歳女性 ゴーゴー)

 答えてくれたのは、香川県宇多津町にある四国水族館の下村実飼育展示部長です。

 縁日の金魚を育てる場合、生存率を左右する最大の山場が「最初の夜」。そのためには金魚すくいをした直後の行動がとても大切です。

「とにかく数を少なくして早く帰ること、これにつきます! 夜店でとうもろこしとか食べたい、いろいろもっと遊びたいと思うんですけど、数を少なく、これを飼うんだと決めたら、とっとと家に帰ってください!」

 下村さんが挙げるポイントは「すぐに」「少ない数で」持って帰ること。どれだけ元気な状態で金魚を持ち帰るかにかかっているということです。1つの袋に入る金魚が増えると水の中の酸素量が減ってしまうため、たくさん取れた場合は袋を分けることが大切です。

 また、袋の中の酸素量を増やすテクニックも――。

「まず水を入れていただいて、そしてこれを振っていただいて、金魚を入れる前に、こうすることでこの袋の中の水にたくさんの酸素が溶け込むので金魚さんたちの呼吸が楽になります」

 家に持ち帰ったあと、金魚を入れる容器にも選ぶポイントがあります。それは「口が大きい」こと。バケツや台所にある深いボウルなどでもいいそうです。これは水面からより多くの酸素を取り込むためです。

 そして、水の入れ方にもコツがあります。水道水をそのまま入れると塩素が含まれていたり、酸素が少なかったりして金魚にとっていい環境とは言えません。そこで――。

「このシャワーで、こういうふうにできるだけ泡立てるように、もしくは壁にぶつけるような感じでこうやって水を張ってください。こうやって泡立てて入れたら塩素が少し抜けます。そして水の中にたくさん酸素が溶け込みますので、魚たちにはとっても良い環境になるようになります」

 そしてたっぷりの水を張ったら――。

「これくらいのバケツだったら、ひとつまみぐらいでいいです。お塩を入れてください」

 少しの塩を入れることで傷ついた金魚を癒やす効果が期待できるということです。

 そのほか、バケツなどに入れ変えるときは水温に慣らすために中の水と混ぜながら入れる。夜は暗くて涼しいところに置いておくことなども重要です。

 下村さんによると、これらのポイントを守ることで「最初の夜」の生存率が8割ほど上がるということです。

 続いての疑問は――。

「子どもがメダカを飼っているのですが長生きさせるにはどうしたらいい?」(岡山市 46歳男性キルヒアイス)

「ホームセンターとかにある飼育セットには全部そろっていますから何も心配はいりません」

 最初に必要なものはホームセンターなどで買える基本的な飼育セットで十分だということです。(水槽・エアーポンプ・ろ過装置・カルキ抜き・水槽のフタ)

 水槽の下に敷く砂は水が汚れる原因にもなるので、最初のころはできるだけ敷かない方がいいそうです。

 長生きさせるために大切なのは「エサのやり方」です。

「金魚やメダカのエサはいま市販されているものはとてもいいものができていますから、それだけで育ちます。少なめ、これがコツです。腹八分目か腹七分目でいいです」

 大きく育ってほしくてエサを多く与えたくなりますが、食べきれなかったエサは水を汚す原因になります。最初のころは朝と夕方の2回、慣れてきたら朝昼晩の3回程度様子を見ながら少しずつ与えるようにしましょう。

 また、金魚やメダカは水草を食べて小腹を満たすので市販の水草を入れることもおススメです。

「ただ単にエサをやっているだけだと面白くないので、日々の変化ですね。『大きくなったよね』ですとか『卵産んだよね』とか、そういうところを観察して、飼育の楽しさを感じてもらえればいいかなと思っております」

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