岡山大学病院の総合内科・総合診療科は「あるつぶやき」をSNSに投稿しました。1週間で7000以上のいいねがつくなど反響が広がっています。
(岡山大学病院の総合内科・総合診療科のツイッター公式アカウントより)
「救急車を呼んでも10ヵ所以上断られ、搬送先が決まるまで1時間以上かかる。新型コロナに感染して、酸素を吸わないといけない状態になっても入院できない。総合病院の休日夜間救急外来は何時間待ちがザラ、緊急手術や処置などが出来ずに手遅れになる。すべてこの1週間で起こってる岡山での話です」
8月17日に岡山大学病院の総合内科・総合診療科のツイッターの公式アカウントに投稿されたものです。
新型コロナウイルスの感染拡大でひっ迫する医療現場の現状を打ち明ける内容で、3500以上のリツイートと7000以上のいいねがついています。
(岡山大学病院 総合内科・総合診療科の医師)
「かなり今岡山県の医療、危機的な状況にあると感じています。医療現場の切迫感を伝える必要があるのかなと思って投稿しました」
投稿した男性医師が匿名でインタビューに応じてくれました。ツイッターは岡山大学病院の複数の若手医師が投稿しているそうです。
(岡山大学病院 総合内科・総合診療科の医師)
「オーバーに表現していることはなくて、急激な新型コロナの感染拡大によってどうしても医療者の手をそちらに回さざるを得ない。同時に医療者も新型コロナになったり接触者になったりすることによって、休まざるを得ないという状況がある。新型コロナ以外の医療に割くことができる医療資源であるとかマンパワーも減ってしまって、例えば緊急度が高くない疾患、予定入院、予定検査、そういったところは延期をせざるを得ない。緊急度の高い救急疾患についても、これまでのようにはスムーズに入院先が見つかりにくい状況が岡山で起こっている」