新型コロナの感染が広がる中、飲食店にも影響が出ています。店からは「今が一番厳しい」との声もでています。
岡山市役所のすぐ近く。手作りの豚まんが看板メニューの、「SteamKitchen 第9」です。客が店内で密になることのないテイクアウト専門店ですが、感染拡大の影響が出ているといいます。
(SteamKitchen 第9/山添紗佳 オーナー)
「差し入れとかお土産に大量に買っていく方が多かったんですけど、集まりが無かったりとか、出向く先も無かったりするのかなと思いますけど、家族で少量を購入される方が多いのかなという印象があります」
岡山市北区柳町の居酒屋、「隠れ屋ごはん 夜いち。」。新型コロナ禍の2020年9月に店を開きました。
(隠れ屋ごはん 夜いち。/近保薫 オーナー)
「この辺が一番飲食で厳しいかなと思っていた時期だったんですけど、多分『底』だなと思ったので、『今がチャンスかな』と思って始めた」
開業からまもなく2年。オーナーの近保さんは、実は今が一番厳しいと話します。
(隠れ屋ごはん 夜いち。/近保薫 オーナー)
「お客さんも減って補償がないっていう状態が1カ月くらい続いているので、なかなか出口が見えないというところですかね、他の方も話聞くとしんどいみたいですね」
岡山県は8月18日、飲食店を支援しようと、20%のプレミアムが付いた食事券の販売を始めました。県内の飲食店約2400店で利用できます。食事券はこちらの店でも使えますが、今のところ大きな効果は見られないということです。
(隠れ屋ごはん 夜いち。/近保薫 オーナー)
「(食事券の存在は)すごくありがたいです。販売されたその日から使ってくれるお客さんもいらっしゃいますし。ただ、お店側っていうよりは、お客さんの方が使うのに迷っているとは思う。『出ていいのか』『買ってはみたものの』っていうのはお客さんの意見的には多いですね。こういう食事券があったりして、少しでもお客さんが使ってくれるような状況があれば、お店的には助かるとは思います」