国は2023年度から公立中学校の休日の部活動を学校単位から地域に移すとしています。それを受け、岡山県総社市では、部活動の地域移行に向けての準備委員会を立ち上げました。
26日の委員会には、市立中学校の校長やスポーツ・文化団体の担当者らが出席し、委員の委嘱や地域移行についての説明が行われました。
部活動の地域移行の背景の1つは教員の長時間労働の問題です。
総社市のアンケートによりますと、教員の半数以上が休日日数の半分以上で部活動を行っていると回答しています。また、少子化で部員が集まらないなど、部活動の運営が困難になっている状況も問題となっています。
(総社市/片岡聡一 市長)
「子どもの意見、現役の中学生の意見をこれからどんどん聞いて、部活動はどうあるべきかというのを、まとめていきたいと思っています」
休日の部活動の地域移行は2023年度始まる予定で、総社市では10月3日から指導者を公募します。
委員会では今後、指導者の確保や活動場所など課題について協議します。