子どもたちの今をさまざまな角度から伝える「こどもミライパーク」。今回のテーマは「修学旅行」。新型コロナの影響でここ2年は制限されましたが、2022年は3年ぶりに泊りがけでの修学旅行が戻ってきました。
(瀧川奈津希リポート)
「子どもたちの横にたくさん荷物が並んでいます。午前7時過ぎ、修学旅行の出発式です」
(多肥小学校/溝内哲也 校長)
「皆さんが一番待ちに待った2日間の修学旅行に出掛けに行きますね。3年ぶりに宿泊ができる旅行になります」
多肥小学校の6年生約200人は4日から1泊2日の修学旅行です。高松市立の小学校が宿泊を伴う課外活動をするのは3年ぶりです。
出発前日の3日、子どもたちは「修学旅行」について話し合いました。テーマは「最高の修学旅行にするために大切にしたいこと」班ごとに意見をまとめて発表しました。
(児童は―)
「環境ではごみを残さないなどが出ました。ルールでは一人一人が時間を見て行動するなどが出ました」
「コロナ禍なので手洗いをするなどの意見が出ました」
高松市教育委員会は、新型コロナの感染拡大を受けて、2021年度と2020年度は宿泊を伴う課外活動を行わないようそれぞれの学校に要請していました。多肥小学校の修学旅行はこの2年、日帰りで県内外の観光地を訪れるというものでした。
2022年度、高松市教委は宿泊を伴う活動の自粛は求めず、「子どもたちの健康観察をした上で感染対策を十分とること」などを呼び掛けています。多肥小学校では、お風呂や食事、寝るとき以外はマスクを着けるなどの対策を取るということです。
(児童は―)
「(2021年度までは)宿泊学習に行けなかったので、行けると聞いたときはめっちゃ喜びました。(Q.一番の楽しみは?)金閣寺」
「(Q.一番の楽しみは?)ユニバのスパイダーマンのアトラクション。(Q.気を付けたいことは?)旅館に入ったら、まず手洗いうがいをして、その後にみんなにも声かけていきたいです」
多肥小学校の子どもたちは、4日に奈良の東大寺や京都の清水寺を、5日は大阪のユニバーサルスタジオジャパンなどを訪れる予定です。
高松市教育委員会によると2022年度は、高松市立の全ての小学校が宿泊を伴う修学旅行を予定しているということです。