高松、小豆島と神戸を結ぶ新しいフェリーが10月22日の運航開始を前にお披露目されました。この船、あるものがSNSで話題になっています。
ジャンボフェリーの新しい船「あおい」は、現在運航している2隻のうちの1隻が引退することを受けて新しく造られ、10月22日に就航します。
16日に船内のお披露目会が行われ、斉藤鉄夫国土交通大臣らが出席しました。
(斉藤鉄夫 国土交通大臣)
「輸送力・燃費性能・快適性が大幅に向上する優れた船舶であり、高松港においても物流・人流のみならず観光の観点からも大きく貢献するものだと期待しております」
船内は、大きな窓を使った開放的な空間になっています。旅客定員は620人、大型車の積載能力は84台で引退するフェリーと比べていずれも1.3倍に増えました。
また、安心してペットと一緒に乗船できるペット専用のエリアも用意されました。
(山下佳乃リポート)
「こちら床がガラス張りになっているんです。そしてここから見る海はきらきらとしていてきれいですね。さらにこちら、足湯があるんです。足湯に入りながら見る景色、最高にきれいでしょうね」
ワンランク上のくつろぎを意識した船内には足湯やお風呂が設置され、自由席の人でも追加料金を払えば利用することができます。(足湯とお風呂で300円[自由席の場合])
(ジャンボフェリー 総務企画部/大森俊三 次長)
「3時間・4時間の航海中に乗られた方、皆さま満足していただいて、航海を楽しんでいただきたいなという思いで作らさせていただいています」
そんな船内で気になるマークを発見。意味は「うどんの持ち込み禁止」です。SNSでは禁煙ならぬ禁麺ではないかと話題になっています。
(ジャンボフェリー 総務企画部/大森俊三 次長)
Q.ジャンボフェリーはうどんが嫌い?
「それは香川県に住んでいる、香川県を結んでいる船ですので決してそういうことはありません。弊社の売店で発売している軽食のうどんを客室に持ち込まないでほしいという意味で記載している」
売店のうどんは横の飲食スペースで食べることができます。しかし、熱い器を持って移動するは危険だとして、客室にうどん禁止マークを付けました。
「あおい」は10月22日午前8時30分に神戸を出発する便から運航を始め、その後は小豆島経由の便も含め高松と神戸の間を1日2往復します。