香川県東かがわ市は、無償譲渡を計画している温浴施設「ベッセルおおち」について小豆島のホテル運営会社と交渉を進めると発表しました。
1997年にオープンした温浴施設「ベッセルおおち」は、東かがわ市が施設を所有し、民間の事業者が指定管理者として運営しています。露天風呂から瀬戸内海を一望できるのが特徴で、3年前にはグランピングの施設を整備、家族連れを中心に人気を集めていました。
しかし、市の試算で、老朽化した施設の修繕などに少なくとも17億円かかることがわかりました。そのため、市は2023年4月以降に民間企業に施設を無償譲渡することを決め、8月から事業者を公募していました。
その結果、県内外の5社から申請があり、審査の結果「小豆島国際ホテル」などを運営する「エンジェルリゾートグループ小豆島」を優先交渉相手に決めました。小豆島の観光資源との連携による相乗効果に期待できることなどを高く評価したということです。
香川県東かがわ市は、議会の承認を経て12月にも正式契約する方針です。