雨の日でも楽しめます。香川県東かがわ市のしろとり動物園に、新しい施設が11月1日オープンしました。
(宮川周三リポート)
「中に入ると木の香りがします。ブタさんがいました。ウサギさんもいるんですよ。一部の動物は、このように自由に動き回っています。そして、触ることもできるんです。ふかふかで気持ちいいんですよ! かわいい!」
東かがわ市のしろとり動物園にオープンした室内型ふれあい施設、「アニトピア」です。延べ床面積は約500平方メートルで、南米やアフリカなどに生息する30種類ほどの生き物を間近で見ることができます。
(宮川周三リポート)
「きょうのような雨の日に動物を見るためには、雨具が必要でした。しかし、新しい施設には屋根が付いていますので、雨にぬれずにゆっくりと楽しむことができます」
空調があり、室内の温度が25℃になるよう設定されているため、夏や冬でも快適に過ごせます。動物園の入園料は中学生以上が1500円、小学生以下が700円で、アニトピアに入るための追加料金はありません。
11月1日はオープニングセレモニーが行われ、関係者がテープカットをしました。そして、地元の園児が無料で招待され、さっそく楽しんでいました。
そして、なぜかボルダリングができます。この理由は……。
(宮川周三リポート)
「壁の裏側に回ってみます。こちら、ナマケモノです。今まさに怠けているようですがこのナマケモノ、木に登ります。こちらの壁を登るとナマケモノと同じ目線を楽しむことができるんです」
ボルダリングは小学生以下の子どもを対象にしていて、有料です。
(園児は―)
「楽しかった」
「動物を触れたりとかが楽しかった。何か毛がもふもふしてた」
鳥類は、施設内で放す予定でしたが、鳥インフルエンザの発生を受けて現在はおりの中に入れています。また、早ければ年内にも新しい動物が仲間入りする予定です。
(しろとり動物園/松村一史 副園長)
「せっかく笑顔で来ている子どもたちが、雨の日も笑顔で動物たちと触れ合って帰っていただけるような施設を目指して。間近で見ていただいて、興味や関心を持って、生き物や命の大切さを少しでも分かるような、そういう場所になってほしいと思っています」