香川県の大学生が東かがわ市を盛り上げようと巨大なあるものを作っています。それが……「手袋」です。
(赤木由布子リポート)
「私の手の大きさは20cmほどですが、こちらは私の手よりもはるかに大きい手袋、5mもあるんです」
この大きな手袋を作ったのは香川大学創造工学部の学生たち。学生たちは2022年3月、「teBプロジェクト」という新たなプロジェクトを立ち上げました。目指しているのは東かがわ市を盛り上げること。
学生たちは2021年、「海賊船」のオブジェを造り、東かがわ市でアートイベントを開催。大きな反響がありました。
今回は地場産業である「手袋」をテーマにしたアートプロジェクトを計画しました。
(プロジェクトのメンバー/竹原晶さん)
「手袋づくりって街づくりなんだよって手袋会社の方から話をいただいて、それにすごく心打たれて、手袋の愛で東かがわ市を温めたいなと思ったのがきっかけになった」
「(Q.今何をしてるんですか?)一枚の大きい布に型を写す作業です。これ写せたら切っていきます」
「(Q.どこの部分ですか?)指の間です。このパーツは立体感出すため、平面をつなげるだけじゃなくて指の間もリアルに作ってます。本物っぽいのを作りたいということで結構大変です、思ってたより」
このプロジェクトには、東かがわ市の手袋メーカーなども協力しています。学生たちが使っている布は手袋を作る過程で余ったり、倉庫で眠っていたりしたものを提供してもらいました。
(赤木由布子リポート)
「いろいろな布を縫い合わせているので、さまざまな素材や色を楽しむことができます」
アートイベントは9月10・11日に、東かがわ市の引田漁協近くの広場などで開かれます。イベント当日は、大きな手袋のほかにもカラフルな約1000個の手袋も展示する予定で、急ピッチで準備が進められています。
(プロジェクトのメンバー/竹原晶さん)
「全力で作ったものを見てかっこいいとか、すごい熱いなとか、自分たちの町のことを好きになってもらえるとか、自分たちの身近にあった手袋の素晴らしさとか、町の温かさとかに気付いていただけるようなものになったらすごくうれしいなと思っています」