香川県高松市の高校生がイノシシの被害などに悩む女木島の人達にアイデアを提案しました。
女木島を訪れたのは高松市の穴吹学園高校の1・2年生約30人です。生徒は2021年の11月から4回に渡り、授業で女木島を訪れ、島の人たちから困っていることを聞いて解決策を考えてきました。
(記者リポート)
「フィールドワークを重ねてきた高校生たちが、これから島民らの前でプレゼンを行います」
取材で印象に残ったことは、「深刻な高齢化と人口減少」そして「イノシシによる特産の落花生などの農作物への被害」でした。
(高校生のプレゼンの様子)
「あえてイノシシ一頭分程の通り道を作ります。そこで通ろうとしたところで、罠を設置しようということです」
イノシシの習性を調べて、畑の進入口におびき寄せて捕まえる案を提案しました。
(高校生のプレゼンの様子)
「女木島の特産品の知名度を上げる方法として、私はふるさと納税の制度を利用することを提案します」
特産の落花生やニンニクなどをオリーブオイルで炒めたおつまみを「ふるさと納税」の返礼品にしてみてはどうかなど、アイデアを次々と提案しました。
(女木島ゲストハウス&カフェMegino/目加田怜美さん)
「名産品のこと考えたり、イノシシ対策あったりで、すごく聞いていて面白かったです」
(プレゼンした高校生は―)
「疑問に思って、課題解決につなげていくことをしっかり学びました」
(イノシシ対策について取材を受けた/棒本一男さん)
「農業するにしても、イノシシを捕まえるにしても、体験してくれたら一番よくわかるからね。それだけ視野が広がるから」