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岡山労働局が労働時間短縮に取り組む企業を視察 運輸業などへの時間外労働の上限規制適用に向け

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 現在、時間外労働の上限規制の適用が猶予されている運輸業や建設業でも、2024年に上限規制の適用が始まります。適用開始を前に、運転手の労働時間の短縮に取り組んでいる会社を岡山労働局などが視察しました。

 運転手の労働環境の改善に取り組んでいるとして岡山労働局が視察したのは、岡山市の「鶴信運輸」です。

 鶴信運輸では2021年、運転手の労働時間削減のため、車体と荷台を簡単に切り離すことができる「スワップ車両」を導入しました。

 スワップ車両を導入したことで荷物の積み込みや積み下ろしの作業と、輸送の業務を分けることができるようになり、運転手の待ち時間を4時間ほど削減したということです。

 そして長距離輸送では、別の運転手に荷物を引き継ぐことで負担軽減にもつながります。

 運輸業の自動車の運転手など、いくつかの職種ついては2019年の改正労働基準法の施行後も、時間外労働の上限規制の適用が猶予されていました。2024年4月には上限規制の適用が始まります。

(鶴信運輸/陰地智行 社長)
「人材を集めるというのが一番課題。できるだけ働きやすい職場で健康的な経営ができるように」

(岡山労働局/成毛節 局長)
「(時間外労働の)上限規制については十分に周知していくとともに、きょうのような取り組みをもっともっと紹介していく。事業者さんに2024年問題について解決していくように」

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