岡山県笠岡市の白石島に伝わる「白石踊」が、全国各地の民俗芸能「風流踊」の一つとしてユネスコ無形文化遺産への登録が決まったことを受け、記念式典が開かれました。
白石島で4日に行われた式典には、「白石踊」の伝承に取り組む島民や関係者らが出席しました。
「白石踊」は、源平合戦の兵士らの霊を弔うために始まったとされ、一つの音頭に合わせて何種類もの「型」を踊るのが特徴です。
式典では、白石踊会のメンバーらが「那須与一」の音頭に合わせて、「男踊」や「女踊」など、さまざま型の踊りを披露しました。
(白石踊会/河田裕善 会長)
「我々がやっていくことは、今の踊りを継承していく以外に何もないので、これを島の誇りとして頑張っていきたい」
ユネスコ無形文化遺産に登録が決まった「風流踊」には、このほか岡山県真庭市の「大宮踊」、香川県綾川町の「滝宮の念仏踊」、まんのう町の「綾子踊」も含まれています。