岡山県笠岡市の「白石踊」や香川県綾川町の「念仏踊」など、日本各地の民俗芸能「風流踊」がユネスコの無形文化遺産に登録される見通しになりました。
ユネスコの無形文化遺産を審議する評価機関から、全国で41件ある民俗芸能「風流踊」の登録を勧告されたものです。
「ユネスコ無形文化遺産」は、ユネスコが芸能や伝統工芸技術といった、生活習慣などと密接に関わっている文化を文化遺産として保護し、後世に伝えていこうという登録制度です。
全国で41件ある「風流踊」のうち、岡山県では、笠岡市白石島の「白石踊」、真庭市の蒜山地域に古くから伝わる「大宮踊」が含まれています。「白石踊」は白石島に古くから伝わる盆踊りです。一つの音頭で同時に複数の型を踊るのが特徴で、国指定の重要無形民俗文化財になっています。
また香川県では、雨乞いの踊りとして知られる綾川町の「念仏踊」と、まんのう町の「綾子踊」が「風流踊」の中に入っています。
「ユネスコの無形文化遺産」の登録は11月28日から12月3日までの間で正式決定する見込みです。