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“年男”の世界的彫刻家・速水史朗さん(95)に聞く「地元・香川で作る理由」

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 香川県出身の世界的な彫刻家、速水史朗さんは2023年10月に96歳になる年男です。毎年、新作を発表している速水さんに2023年の抱負や、地元・香川で作品を作り続ける理由を聞きました。

(彫刻家/速水史朗さん)
「卯年、年男なんでそこらへんをいろいろ考えて(Q.ぴょんぴょんとですね。新作で何か違ったものを?)そうですね。何か違ったものを制作したい」

 速水史朗さん、95歳。10月に96歳になります。

 4日は、2023年の個展に向けて作品作りを進めていました。高齢者にとっては重い道具も手慣れた様子で使いこなします。

(彫刻家/速水史朗さん)
「毎日このアトリエで1点ずつ仕事をしていて大げさなことは考えていない。粘土を手でこねていたら勝手に手が動いて物(作品)ができていく」

 速水さんは1927年、多度津町に生まれました。瓦を使った作品が特徴で、モニュメントが国内外の200カ所以上に設置されています。

 速水さんはこの道に入ってからずっと地元・多度津町で作品を作り続け、全国や世界に発表しています。世界的な彫刻家になっても地元を離れることはありません。

(彫刻家/速水史朗さん)
「僕の世代は東京ヘ行って仕事し、東京で発表する人ばかり。多度津町といういい場所で仕事して、ここから発表してもいいと思う」

 2023年も約100点を作る予定の速水さん。彫刻専門の画廊によると、この年齢で活動を続けている彫刻家は全国的にも珍しいということです。

(彫刻家/速水史朗さん)
「毎年毎年新作を作って、毎年毎年違ったものを作っていく」

 速水さんは100歳になる2027年に盛大に作品展を開きたいと話していました。

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