はだか祭りとして知られる西大寺会陽が3年ぶりに観客を入れて行われます。30日、最初の儀式となる「事始め」が行われました。
「事始め」では、白の装束を身にまとった棟梁2人が、かんなやのこぎりなど、宝木を作るための道具を丹念に手入れしました。
西大寺会陽は、本堂から投げ入れられる一対の宝木を、締め込み姿の男たちが福を求めて奪い合う伝統の祭りです。
2022年と2021年は無観客で行われましたが、2023年は3年ぶりに観客を入れ、裸衆が境内を練り歩く「地押し」などを公開します。
2022年と同じく宝木の奪い合いは行わず、2月18日の午後10時、祝い主に直接投下します。
(西大寺観音院/坪井綾広 住職)
「3年ぶりですので、争奪戦はないにしても、来年争奪をすることを目標に行事を進めて行こうと思えば、今年は1人でも多くの裸の方に参加していただきたい」