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高校生が開発した「おしり石鹸」が人気 西大寺会陽の締め込み姿をイメージ!? 岡山市

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 岡山市の高校生が開発したユニークな形のせっけんが、人気を集めています。
 全国的にも有名なあの「奇祭」をイメージしたそうですが、いったいどんな形なんでしょうか?

(記者リポート)
「今まさにこちらでですね、人気の商品をラッピングしているということなんですけどこれは……『おしり』ですね」

 岡山市東区の西大寺高校。2021年に卒業した4人の生徒が、在学中に開発した「おしり石鹸」です。

(おしり石鹸を開発/萩野雅さん[19])
Q.どんなせっけんなのか「しり」たいんですけど
「このおしり石鹸は、西大寺会陽に参加される締め込み姿の男性のおしりです」

 「はだか祭り」とも呼ばれる日本三大奇祭の一つ、西大寺会陽。おしり石鹸は、福男をめざして宝木を奪い合う勇ましい男性の締め込み姿をかたどったものです。

(おしり石鹸を開発/萩野雅さん)
「(西大寺会陽の光景が)形にも記憶にも残るようなものが作りたいなってなった時に、宝木の匂いを再現しようってなったんですよ」

 寒さで赤みがかった色や形にもこだわりました。

(おしり石鹸を開発/萩野雅さん)
「いろんな方のおしりをネットで調べて、みんながそれぞれおしりを描いて、『あ、こんなおしりがいいな』とか」

 西大寺観音院で祈祷を受けた「おしり石鹸」は、本堂やインターネットなどで授かることができますが、予想以上の人気で入荷待ちの状態です。

(西大寺観音院/坪井綾広 住職)
「全国から注目をいただいております。一気に100個以上の注文がありまして、朝から夜までおしり石鹸で、もうおしり地獄……」

 コロナ禍の影響で西大寺会陽では、2年続けて宝木の争奪戦が中止となりました。

(西大寺観音院/坪井綾広 住職)
「このおしり石鹸に注目することによって、コロナが落ち着いたら行ってみようという気持ちになれば、地域活性化につながっていくのではないか」

 現在、おしり石鹸は次の出荷に向け、開発のアドバイザーを務めたせっけん作家・白神恭子さんが手作りしたものを西大寺高校の生徒がラッピングしています。

(おしり石鹸を開発/萩野雅さん)
「しわが一つないようにして、(ドライヤーを当てすぎると)今度はせっけんが溶けるから」

 おしり石鹸を開発した卒業生の萩野さんが、後輩にラッピングの極意を伝授しました。

(おしり石鹸を開発/萩野雅さん)
「え? おしり? ってみんなが見た目に驚いて、『かわいい』とか言っていただけてとてもうれしいです。地域がもっと活性化するようなおみやげの一つになればいいなと思っています」

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