人間国宝の備前焼作家、伊勢﨑淳さんの作品展が岡山県新見市で開かれています。
漆黒の丸が印象的な「黒い太陽(完全黒体)」は、目の手術を受け暗闇の中でイメージした太陽を表現しています。
2004年・68歳の時に備前焼で5人目の人間国宝となった伊勢﨑淳さん。
会場の新見美術館には、伝統の中にも革新を求め続ける伊勢﨑さんの新作「出口はこちら」など、作品約50点が並んでいます。
展示された作品の約半数がオブジェです。他にも大皿や壺、花器などさまざまな作品を紹介しています。
(新見美術館/藤井茂樹 館長)
「備前焼のこれまでのイメージとは違った新しい備前焼。茶碗をはじめとした茶陶作品も紹介しています、ご堪能いただけたらと思います」
「人間国宝 伊勢﨑淳 備前の世界」は4月9日まで新見美術館で開かれています。