香川県さぬき市津田町の海岸沿いに宿泊施設と図書館が一体になった「泊まれる図書館」がオープンしました。
さぬき市津田町の「ふるさと海岸」。「津田の松原」にほど近い美しい砂浜から歩いて30秒。
ここに「うみの図書館」がオープンしました。
4日はオープンを記念して、高松市で人気の古書店やコーヒーショップを招いてイベントを開きました。
「うみの図書館」は9LDKの古民家を改修し、3部屋の客室を備える「泊まれる私設図書館」です。
「うみの図書館」が扱うのは「海にまつわる本」と「流れ着いてきた本」だけです。
「流れ着いてきた本」とは、近くの店やゲストハウスにいらなくなった本を回収する箱を設置して、そこから文字通り「流れ着いて」きます。
(「うみの図書館」発起人/黒川慎一朗さん)
「泊まれる宿泊スペースもあるので、地域外の人が泊まりに来て津田のことを知って帰る、地元の人が本を寄贈する、その中で外から来た人と地元の方が本を通じて出会ったりつながったり、本を通じた人と出会う場作りができたら」
「うみの図書館」は、4日に1000冊以上の本の貸し出しを始めました。宿泊の予約は5月下旬から受け付ける予定です。
(訪れた人はー)
「本を手に取って海の近くで飲みながら一人時間を楽しめるって、みんな求めているんじゃないかな」
(東京の編集者)
「既存の書店や図書館の在り方も難しい面も出てきているので、いろんなアイデアが各地で起こっているのはすごく面白いなと」
「うみの図書館」は火曜と水曜が定休日で午後1時から午後7時まで開館しています。(※5日はお休み)