ポケットモンスターの人気キャラクター「ヤドン」をモチーフにした公園が香川県綾川町にオープンしました。
ヤドンと一緒に遊んで、ヤドンの中にも入れる！
ことでん綾川駅から歩いて5分、綾川町萱原にオープンした「ひだまり公園あやがわ」、通称「ヤドン公園」です。
ヤドンをモチーフにデザインされた6つの遊具のほか、いろいろな場所でヤドンがのんびり過ごしているヤドンだらけの公園です。
14日はオープンを記念して、近くのこども園の園児が招待されました。
公園のシンボルは「みんなのヤドン」。全長5m、高さは2mあり、中に入ることができます。
こちらはゲームやアニメにも登場する「ヤドンの井戸」。ゲームでは、井戸の中を冒険できますが、ヤドン公園の井戸は土台がバネになっていて、ヤドンと一緒に遊ぶことができます。
（記者リポート）
「こちらには、ヤドンのしっぽが大好物で噛みついてしまう2まいがいポケモン『シェルダー』もいます！ 子どもだけでなく、ポケモン好きな大人にもたまらない空間です！」
（園児は―）
Q.ヤドン好きな人ー！
「はーい」
Q.シェルダーはどうですか？
「なんかお目目がかわいい」
Q.ヤドンと(シェルダー)どっちがかわいい？
「どっちもかわいい」
ブランコもあります。もちろん上にはヤドン！ 一つは安全バーが付いていて、障害の有無にかかわらず誰でも遊ぶことができます。
一般公開の3時間ほど前に訪れた女性は……。
（ヤドンファンは―）
Q．ヤドンの魅力は？
「間抜けな顔ですごいのんびり屋さんなんですけど、そこがかわいい。全国にヤドラー（ヤドンファン）がすごいいるので、その方たちに待望の公園だと思います」
香川県とヤドンのコラボが始まったのは2018年。
（県が公開したPR動画 2018年）
「本日、うどん県を改名しヤドン県といたします」
香川県が株式会社ポケモンと連携協定を締結したことがきっかけでした。
香川の特産品「うどん」と音の響きが似ていることや、「あくびをすると雨が降る」という生態が、水不足で困ることが多い香川県にマッチしていることから「ヤドン」が県のPR団に任命されました。
重責を担ったヤドンはそれからいろいろな形で街に出没！
ヤドンがデザインされたフェリーが運航を始め、ホテルの部屋をヤドンだらけに改装した「ヤドンのお宿」も登場しました。
14日の開園式には、香川県の池田知事や株式会社ポケモンの最高ビジネス責任者・伊藤憲二郎さんらが参加しました。
公園にあるヤドンの遊具などは「子どもがポケモンと出会う機会をもっと増やしたい」と、株式会社ポケモンが無償で綾川町に贈りました。
（株式会社ポケモン 最高ビジネス責任者／伊藤憲二郎さん）
「ポケモン自体が一つ一つ形になっていくことをすごくうれしく思っていて、全国、そして世界の人たちが、ここに遊びに来てくれることを広めていただけたら」
遊具の設置や公園の整備は町が約1億4000万円かけて行いました。
（香川県／池田豊人 知事）
「日頃ヤドン、いろいろな写真のようなもので見るんですけども、かわいいなと。これだけかわいいキャラクターですので、たくさんの方に来ていただけるのではないかと思っております」
また、「ヤドン公園」は災害時の避難場所の機能も備えています。
（記者リポート）
「こちらのベンチは板を外すとかまどになります。災害時には炊き出しなどに使うことができます」
また、休憩所には仮設のテントが収納されていて、設営すれば災害時の更衣室や救護所として活用できます。
（綾川町 建設課主任主事／伊賀友哉さん）
「普段はヤドンと触れ合える憩いの場として、そして防災、災害があった際には、安心できる公園として利用していただきたい」
駐車場は公園内に17台分あるほか、入口の目の前の「綾川葬祭」の駐車場も利用できます。開園時間は午前7時から午後8時までです。
