香川県の池田知事が高松市沖の大島にある国立ハンセン病療養所「大島青松園」を訪れ、入所者と交流を深めました。
香川県では27年前から、6月の「ハンセン病を正しく理解する週間」に合わせて、知事が大島青松園を訪問しています。
28日、島に到着した池田知事は最初に納骨堂を訪れました。納骨堂には、大島青松園でこれまでに亡くなった2122人の遺骨が納められています。
その後、香川県が大島青松園に贈った「毘沙門天」の除幕式が行われました。この「毘沙門天」は庵治石で作られています。
池田知事はその後、園の自治会長を務める森和男さんらと懇談し、差別や偏見の解消に向けて今後も取り組んでいく方針を伝えました。
(香川県/池田豊人 知事)
「偏見の解消に向けて取り組まないといけないし、そのためには、やはり多くの方に、これまで以上に島に訪れていただくことが解消につながるという思いを強くしました」