夏の高校野球 岡山大会・香川大会がいよいよ、8日に開幕! 4年ぶりに声出し応援も解禁で、あの熱気が戻ってきます。岡山大会に出場する津山工業の小坂田誠也選手と津山商業の小坂田侑真選手。2人は双子の兄弟で、それぞれのチームをキャプテンとして引っ張っています!
夏の大会、目前。津山工業のキャプテン、小坂田誠也はチームに喝を入れると…
双子の弟津山商業の小坂田侑真は声とプレーでチームを鼓舞します!
双子の2人は、隣同士の学校のキャプテンとして互いに高めあってきました。
(津山工/小坂田誠也 主将[3年])
「秋の県大会を決める(決定戦で)当たって勝ったんですけど、意識するところはありました」
(津山商/小坂田侑真 主将[3年])
「(Q.意識は?)いや特には。向こうも向こうで頑張っていたのは知っているんで(負けて)開き直ったというか」
2人は練習の後、津山市にあるバッティングセンター併設のジムで汗を流すのが日課です。
誠也「僕はけっこう不器用というかそっち系なんで、弟に『どういうふうにする?』とか聞いたりします」
侑真「そうですね、聞かれることが多いので、『こうしとるよ~』とか、悩みが基本似ているので、キャプテンなのでそこは話しやすい」
(Q.キャラはけっこう違う?)
2人「違いますね」
2人のキャラクターについて最もよく知るお父さんは。
(父/小坂田健さん)
「勢いでいくのが誠也、慎重にいくのが侑真って感じ。(2人とも)しっかりキャプテンとして頑張ってくれているので、悩みもストレスもあるんでしょうけど、よう頑張っているかなと思います」
中学時代は、兄・誠也がピッチャー、弟・侑真がキャッチャーと、バッテリーを組んでいました。高校で別々のチームに進むことは兄の誠也が決めたそうです。
(津山工/小坂田誠也 主将[3年])
「弟が先に商業にいくのが決まっていて、僕はちょっと迷っていて。個人的にも小学校から一緒だったんで、一旦違うチームでやってみたいなという気持ちはありました」
(津山商/小坂田侑真 主将[3年])
「(Q.聞いたことあった?)全然。初めて聞きました」
別々のチームで迎えた兄弟最後の夏。抽選の結果、津山工業と商業は決勝まで当たらないことになりました。
(津山工/小坂田誠也 主将[3年])
「正直言うと(初戦では)当たりたくなかったので、ちょっと良かったです。どっちかが負けるので……。勝っていったら決勝で当たるんで、最善を尽くして決勝で当たれるように勝っていこうという話はしました」
対戦できるのは決勝ですが、互いに1回戦を突破すれば2回戦は同じ日の、同じ球場で行われます。球場での再会を目指し、まずはそれぞれ、初戦に全力を注ぎます!
(津山商/小坂田侑真 主将[3年])
「片方だけ負けて片方勝つっていう状態にはしたくないので、とりあえず初戦は勝つ。そして2回戦同じ球場で会って、そこでも勝って、お互い勝った状態で3回戦を迎えたいので、できることだけやっていこうと思います」