夏の高校野球香川大会。26日の決勝は、英明が2本のホームランを含む16安打13得点の猛攻で志度を下し、12年ぶり3回目の夏の甲子園出場を決めた。(レクザムスタジアム 高松市)
英明 13-5 志度
<スターティングメンバー>
先攻【英明】
1.遊 鈴木
2.右 平見
3.左 百々
4.中 寿賀
5.捕 中浦
6.一 大島
7.二 尾中
8.三 清家
9.投 下村
後攻【志度】
1.中 市場
2.二 瀬尾(常)
3.右 大川
4.投 新鞍
5.捕 瀬尾(麗)
6.一 長谷
7.左 池本
8.三 市ノ瀬
9.遊 山本
~試合経過~
<1回表>
志度の先発はエースの新鞍。
英明は1番・鈴木がセンター前ヒットで出塁、すぐさま二盗を決める。しかし2番・平見がスリーバント失敗。3番・百々がセンターフライに倒れる。それでも4番・寿賀が追い込まれながらも変化球を右中間スタンドに運び、英明が2点を先制する。
<1回ウラ>
英明の先発は背番号1の下村。
志度の1番・市場はセンター前ヒットで出塁。2番・瀬尾(常)は送りバント。しかし、3番・大川がレフトフライ、4番・新鞍がセンターフライで得点ならず。
<2回表>
英明は先頭の7番・尾中がセンターオーバーのスリーベースヒット。さらに守備が乱れる間に一気にホームまでかえる。その後も四球などで1死3塁のチャンスを作ると、1番・鈴木のスクイズでさらに1点を追加、リードを4点に広げる。
<2回ウラ>
反撃したい志度は先頭の5番・瀬尾(麗)が右中間へのツーベースヒットで出塁。その後、1死1・2塁となるも、8番・市ノ瀬が見逃し三振、9番・山本がショートゴロに倒れ得点ならず。
<3回表>
英明は先頭の寿賀がファーストゴロエラーで出塁、すぐさま盗塁を決める。送りバントで1死3塁とすると、6番・大島が初球をたたき、ライトへの2ランホームラン、6点差とする。
志度のピッチャーは新鞍から大川に代わる。
英明はその後2死2塁のチャンスを作るも、ここは大川が踏ん張る。
<3回ウラ>
志度は2死から3番・大川が二遊間を破るヒットで出塁するも、後続が倒れ得点ならず。
<4回表>
英明は先頭の1番・鈴木がライト線へのツーベースヒット。送りバントで1死3塁とする。ここで3番・百々がセンターへの犠牲フライ、1点を追加する。
<4回ウラ>
志度は1死から6番・長谷が内野安打で出塁。8番・市ノ瀬もライト前へ運び2死1・2塁とするが、9番・山本がサードゴロに倒れ無得点。
<5回表>
英明は1死から6番・大島がレフト前ヒットで出塁。その後2死1・2塁となるも、9番・下村がライトフライ。英明は初めて無得点で攻撃を終える。
<5回ウラ>
志度は1番から好打順の攻撃も三者凡退。
<6回表>
英明は1死から2番・平見がレフト前に落とすヒットで出塁すると、ニ盗を決める。その後、2死1・2塁から5番・中浦が左中間へのツーベースを放ち2人が生還。続く大島もライト前にタイムリーを放ち10点目。
<6回ウラ>
志度は先頭の4番・新鞍がセンター前ヒット。続く5番・瀬尾(麗)もヒットで続き無死1・3塁に。続く長谷のファーストゴロで英明の守備が乱れ、3塁ランナーの新鞍が生還、志度が1点を返す。その後、内野ゴロの間にさらに1人が生還し、8点差とする。
<7回表>
英明は8番からの攻撃は初めての三者凡退。
<7回ウラ>
志度は先頭の1番・市場が内野安打、2番・瀬尾(常)が3塁線を破るツーベース、3番・大川がセンター前と3連打で1点を返す。この後1死満塁となるも、6番・長谷がショートゴロ併殺で得点ならず。
<8回表>
英明は2死から4番・寿賀が四球で出塁するも無得点。
<8回ウラ>
志度は先頭の7番・池本、8番・市ノ瀬が打ち取られ2死に。
英明はここで2番手・神田をマウンドに送る。神田は志度の代打・木下を空振り三振に打ち取る。
<9回表>
英明は先頭の6番・大島がこの試合4安打目となるツーベースで出塁。1死3塁となったあと、8番・清家がライト線へのタイムリー。さらに1番・鈴木、3番・百々にもタイムリーが飛び出し、この回3点を加える。
<9回ウラ>
英明のマウンドには3番手・寿賀が上がる。
志度は市場、瀬尾(常)の連続ヒットなどで1死2・3塁のチャンスを作る。ここで4番・新鞍がショートへのタイムリー内野安打で1点。さらに1死満塁から、6番・長谷の内野ゴロの間に1点を返すも、7番・池本が三振で試合終了。
英明が12年ぶり3回目の夏の甲子園出場を決めた。