還付金詐欺の被害を未然に防ごうと、岡山県赤磐市で防犯訓練が行われました。
(訓練の様子)
高齢男性「役場からお金返ってくるみたいな話されとんじゃ」
信用金庫の職員「赤磐市の方からATMの機械でお金が返ってくると言うことはないから」
赤磐警察署・備前日生信用金庫 合同の防犯訓練は、詐欺の犯人から、医療費が返ってくると言われた高齢の男性が、ATMで振り込みをしようと信用金庫に来たという想定で行われました。
職員は、急いで振り込もうとする男性を落ち着かせて、振り込む経緯を丁寧に聞き取っていました。
岡山県警によると、2023年上期に県内で確認された特殊詐欺の被害は88件、約2億1210万円で、このうち還付金詐欺が23件と最も多くを占めています。
(備前日生信用金庫 赤磐支店/志食佳子 係長)
「常に意識して、怪しい取り引きをされていないかという確認は、皆で協力してしていこうと思います」
(赤磐警察署 生活安全課/藤田徳広 課長)
「金融機関と協力して、1人でも被害を減らせるように努めてまいりたいと思っています」