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たばこのポイ捨て減へ 高校生が「投票式の吸い殻入れ」を設置 岡山市

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 たばこのポイ捨てを減らそうと岡山市の高校生が西川緑道公園にユニークな吸い殻入れを設置したところ、ポイ捨てが減り始めているようです。

(記者リポート)
「なんとこちら、投票式の吸い殻入れになっています。質問は、もらえるとしたらどっちを選びますか? 『A.10万円の桃1個』『B.1万円のマスカット10房』好きな方を選んで吸い殻で投票することができます」

 岡山後楽館高校の3年生4人が、授業でまちの解決策を考える企画として、8月1日、公園の喫煙所に設置しました。

 1週間が経過した9日、ポイ捨て状況の確認に訪れました。設置する前は半径200mの範囲に約180本の吸い殻が落ちていたそうですが……。

(岡山後楽館高校 3年/御船翔心さん)
「近くの吸い殻は圧倒的に減っていたんですけど、吸い殻入れから遠くなるにつれて増えていったのでもう少し、これ(吸い殻入れ)を増やしていけば(ポイ捨てが)減るかもしれないですけど、全体をきれいにするのはまだまだ難しいかなと思いました」

 このユニークな試みは人間の自発的な行動を促す行動経済学の理論を取り入れています。「投票式の吸い殻入れ」で質問を投げかけることで吸い殻を楽しんで捨ててもらうのがねらいです。

(岡山後楽館高校 3年/井田壮映さん)
「岡山に関する質問をすることでみんな興味が湧くかなと思って設定しました。ワクワクしながらポイ捨てをせずに(投票式の吸い殻入れに)捨ててほしいです」

 質問は2週間ごとに変えられる予定です。

 この吸い殻入れは8月31日まで設置され、周辺のポイ捨てが減るなどの効果があれば、市が本格的な設置を検討するということです。

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