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アルツハイマー病の発症前に検査ができる「低周波の画像装置」を開発 岡山大など

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 岡山大学は大阪大学、三菱電機と共同で、1kHz以下の低周波でヒトの脳の磁気粒子を高感度に画像化できる「磁気粒子イメージング装置」を開発したと、7日発表しました。

 アルツハイマー病の原因物質とされるタンパク質「アミロイドβ」が脳内に蓄積しているかどうかを、結合する磁気粒子の3次元画像を生成し、検査する装置です。磁場の周波数を小さくすることで、磁場を発生させるコイルの直径を人の脳のサイズに大きくしても、電源を小型化することと高感度化することの両立に世界で初めて成功しました。これにより、磁気粒子の信号が検出できるようになったということです。開発チームは、2030年までに実用化のめどをつけることを目標にしています。

 岡山大学によりますと、アルツハイマー病は認知症患者の約68%を占めるということです。異常タンパク質が脳内に蓄積すると神経細胞が死に、認知機能が低下することから、認知症の早期診断には異常タンパク質の蓄積を可視化するイメージ技術が効果的と言われています。

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