大学や自動車ディーラー、福祉施設が協力して、電動車椅子の自動運転などに取り組むプロジェクトがスタートしました。
17日の発足式には、プロジェクトに参加する岡山大学と岡山ダイハツ販売、就労継続支援A型事業所ありがとうファームの代表者らが出席しました。
プロジェクトでは、岡山ダイハツ販売が研究用に次世代型電動車椅子「WHILL Model C2」を提供し、岡山大学がセンサーやAIを活用した自動運転の研究開発に取り組みます。
ありがとうファームは、障害がある人からのアイデア出しやモニタリングを行います。
完成すれば、大型商業施設などで利用者が電動車椅子に取り付けられたタッチパネルを使うだけで、目的の売り場まで行くことが可能になるということです。
(岡山大学/阿部匡伸 副学長)
「図書館の中を電動車椅子で動くとかですね、病院内を動くですとか、いろんな問題、障害がある方々に利用していただける。あるいは健常者の人であっても利用できる。そういう新しい視点で電動車椅子をどう使うか」
プロジェクトでは2023年度の実用化を目指しています。