2023年も残り1カ月半ほど。備前焼作家の木村玉舟さんが作った2024年の干支「辰」の置物の窯出しが行われました。
岡山県備前市伊部にある木村玉舟さんの「登り窯」です。木村さんは1995年から表面が白く仕上がる「白備前」で干支の置物を制作しています。
今回は、2024年の干支「辰」を30体作りました。
(備前焼作家/木村玉舟さん)
「焼け具合いいですね。こっち(下)の方になるとちょっと(火が)強すぎたんだけど」
窯に火を入れた10月中旬から晴れた日が多かったため、いい作品ができたということです。
辰は、京都の妙心寺にある天井画「雲龍図」などからイメージを膨らませて作りました。
力強いうろこや上を向いた顔は「何事にも負けない」という意味が込められています。
(備前焼作家/木村玉舟さん)
「来年1年健康でみんな仲良くやっていけたらという願いを込めて作らせていただきました」
木村さんの辰の置物は、12月6日から12日まで岡山市の天満屋岡山店で見ることができます。