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産廃処分場の排水から基準値超える有機化合物 発がん性指摘の「1,4‐ジオキサン」 岡山・津山市

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 岡山県津山市にある産業廃棄物の処分場から、国の基準値を超える有機化合物を含んだ水が排出されていたことが分かりました。

 問題があったのは、津山市押渕の産廃処理業者、「ウエス産業」が運営する安定型最終処分場です。

 2022年、岡山県が処分場から排出された水を検査したところ、基準値(0.05mg/L)の約4倍の有機化合物「1,4‐ジオキサン」が検出されました。
 「1,4‐ジオキサン」は発がん性が指摘されています。

 検査は県が年に1度行なっているもので、2019年にも基準値の約5倍の「1,4‐ジオキサン」が検出されています。

 排水は近くを流れる吉井川に合流していますが、2022年に県が合流地点で行った検査では基準値を超えていませんでした。
 健康被害の報告はないということです。

 県は、施設の老朽化が原因とみていて、ウエス産業は2023年6月に施設を更新しています。

 県は2023年11月にも、水質検査を行っていて、現在その結果を分析しています。

 「ウエス産業」は1992年に処分場を稼働し、廃棄物の埋め立てや水の処理などを行っています。
 埋め立ては2014年3月に終わり、現在は水の処理を進めています。

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