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大麻グミの「HHCH」販売など禁止を前に 岡山・香川でも販売店舗に立ち入り検査

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 厚生労働省は「大麻グミ」などに含まれる合成化合物「HHCH」を指定薬物に追加、12月2日から販売や所持などが禁止されます。これを前に岡山・香川でも捜査機関が販売店舗に立ち入り検査を行いました。

(四国厚生支局/久米貴志 麻薬取締部長)
「(大麻グミは)ちょっとケミカルな匂いがする。ただ見た目はグミとほとんど変わらないので一般の人が見て、あやしい薬、物質が入っていると分かるようなものではない」

 「大麻グミ」は、食べて体調不良を訴える人が全国で相次いだことから厚生労働省が11月22日、グミに含まれる合成化合物「HHCH」を危険ドラッグとして「指定薬物」に追加。12月2日から「HHCH」が含まれる商品の販売や所持・使用などが罰則付きで禁止となります。

 11月24日、四国厚生支局麻薬取締部は香川県と合同で、高松市の販売店に立ち入り検査を行いました。

 大麻グミの販売は確認できませんでしたが、「HHCH」の表示が入った吸引用のリキッドなどを取り扱っていたため、これら29点に対し販売停止を命じました。

 一方、岡山県でも11月30日までに中国四国厚生局などが7店舗に立ち入り検査を行い、「HHCH」が含まれている可能性のある、電子タバコなどに使う液体状の商品2つを回収したということです。

 捜査機関は「危険ドラッグ」を巡っては合成化合物の科学的な構造を変えて規制から逃れようとするものや、他の食品に形を変えて販売されることもあるとして注意を呼び掛けています。

(四国厚生支局/久米貴志 麻薬取締部長)
「友人同士で『ちょっと変わったものが手に入ったから食べてみない?』とかあると思うが、出所のわからないものをむやみに摂取するのは気を付けていただきたい」

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