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設備の老朽化も…香川用水の耐震化工事進む 南海トラフ地震に備え

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 南海トラフ地震など大規模地震が起きた時に備え、香川用水の耐震化工事が進められています。

 27日、「水資源機構 香川用水管理所」が香川県の職員など約30人に向けて工事現場の見学会を開きました。
 香川用水では耐震性に問題がある施設が確認されています。

 10月に耐震化工事が始まった三豊市の水路。

 地震でのり面が崩れて下にある住宅に被害が出ないようにするため、のり面に穴をあけて鉄骨を差し込むなどして補強します。

 香川県まんのう町にある施設は、台風などで水の量が増えたときに水路の水を土器川に流して調節するものです。

 強度を上げるためコンクリートに穴をあけて、その中に鉄骨を入れます。

(水資源機構 香川用水管理所/南保正俊 所長)
「水が途絶えてしまうと不安を煽ることになります。ライフラインを守るためにはいち早く水を届ける、また切らさないということも重要になってくると思います」

 水資源機構は香川用水の総延長約106kmのうち約47kmを管理しています。

 耐震化工事は用水の上流にある施設が対象で、14億4700万円をかけ2024年度まで行われます。

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