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坂出市の有料老人ホームで職員や入所者28人がノロウイルスによる食中毒

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 香川県は12月27日、坂出市内の介護付き有料老人ホームで職員や入所者ら28人が嘔吐や下痢の症状を訴える食中毒が発生したと発表しました。中讃保健所は、この有料老人ホームで食事を提供している坂出市の「サンフードサービス」に27日から3日間の営業停止処分を行いました。

 県によると、23日午後1時ごろ、この介護付き有料老人ホームの職員から「入所者及び職員から嘔吐・下痢の症状が出ている」と中讃保健所に連絡がありました。

 中讃保健所が調査したところ、介護付き有料老人ホームの職員5人、調理を担当したサンフードサービスの従業員1人、有料老人ホームの入所者22人の合わせて28人(20代~90代)が、21日から下痢や嘔吐などの症状が出ていたことが分かりました。医療機関を受診するなどしましたが入院した人はおらず、全員快方に向かっているということです。

 中讃保健所は患者の便からノロウイルスが検出されたことなどから、サンフードサービスが提供する食事を原因とする食中毒と断定しました。原因となった食品の特定については調査中としてます。

 香川県での2023年の食中毒発生状況は、26日時点で11件発生、患者数はあわせて111人と去年の同じ時期と比べて2倍になっています。県は増加の要因として新型コロナが落ち着き、外食する機会が増えたことなどをあげています。

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