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「小豆島農村歌舞伎」が国の重要無形民俗文化財に指定へ 舞台と歌舞伎が有形・無形の両方で指定は全国初

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 香川県の土庄町と小豆島町に伝わる「小豆島農村歌舞伎」が国の「重要無形民俗文化財」に指定される見通しになりました。

 「小豆島農村歌舞伎」は、江戸時代以来約200年にわたり島民に演じ継がれてきました。

 かつては島内30カ所以上で演じられていましたが、現存するのは土庄町の肥土山地区と小豆島町の中山地区の2カ所のみとなっています。

 演技や演出に「上方歌舞伎」の流れをくむなど、古くから交通の要所だった小豆島の地域的な特色を色濃く残していて、西日本の農村歌舞伎の展開や変換の過程を示すことなどが、今回の指定につながったということです。

 19日に行われた国の文化審議会で審議された後、文部科学大臣に答申されました。

 土庄町と小豆島町にある2つの「歌舞伎舞台」は、既に国の「重要有形民俗文化財」に指定されていて、舞台と歌舞伎が「有形」と「無形」の両方で指定されるのは全国初だということです。

(土庄町・肥土山農村歌舞伎保存会/佐々木育夫 会長)
「重要文化財の指定を本当にうれしく思っており、これを励みに今後も皆さんに喜んでもらえる歌舞伎を皆で作って行きたい」

 これにより香川県内の国指定の文化財は合わせて182件となります。

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