高松市中央公園の再整備について検討する委員会が29日に開かれ、夜の利用を増やすためにライトアップする案などが話し合われました。
1986年に整備された高松市中央公園は、施設の老朽化などにより市が再整備を検討しています。民間の力を活用する方針で、洋菓子店「ルーヴ」のカフェ出店などが決まっています。
委員会では10種類の照明を使って公園をライトアップする案が示されました。
(出席した委員)
「ランニングコスト、この辺りはどうなのか」
(事務局[高松市])
「(現在)年間100万円近く電気代がかかっています。新しく計画している照明では、少し下がり、85万円くらいかかる」
高松市は電球の更新や、太陽光発電を活用などによって、ライトアップを行ったとしても消費電力を抑えられるとしています。
また委員からは防災機能についてなどの意見も出ました。
(再整備検討委員会[香川大学 経済学部 教授]/西成典久 委員長)
「今回の能登半島地震を受けて、受水槽を耐震化するとか、トイレの部分で。仮に避難生活になったときに、ある程度耐え得るようなことを今から考えておく必要があるのではないか」
このほか、大規模な伐採をしないよう市民ら2500人以上の署名が提出された樹木について、事務局案では、弱った木などの間引きとせん定を行い、樹木の本数は現在の7割ほどになるとしました。その上で、空から見たときの緑で覆われている面積は現在と同じ面積を確保するとしています。
高松市は2024年4月の検討委員会で基本設計をまとめ、2025年度から工事を始める予定としています。