高松市の高松競輪場の再整備を行う民間事業者が決まりました。「自転車観光」の拠点を目指し、ホテルやスポーツエリアなどを設ける計画です。
高松市の公募提案方式の審査を経て再整備事業者に決まったのは、競輪の車券販売などを行うチャリ・ロトを代表とする「チャリロトグループ」です。
市は現在の競輪施設を6割程度に縮小して建て替え、残りの土地を活用したにぎわい創出施設の建設と運営を委託します。
チャリロトグループの提案によると、競輪場の西側に部屋に自転車を持ち込めるサイクリストの拠点となるホテルを建設。
BMXなどを楽しめる「スポーツゾーン」やマルシェの開催などを見込んだ「マーケットゾーン」、自転車をモチーフにした遊具が置かれた広場などを設けます。
また、ギャンブル依存対策としてAIカメラで本人や家族から事前に申し出があった人の顔を判別して入場を制限することを予定しているということです。
競輪施設の整備費用75億円は市が負担し、ホテルなどのエリアは「チャリロトグループ」が自己資金で整備し、市が25億円以上で30年間土地を貸し出します。
全体のリニューアルオープンは2028年度上半期の予定です。